料理をテイクアウトする際、容器に蓋がついているものが選ばれます。業務用食品容器に使われる蓋の種類は、大きく2種類に分けられます。透明蓋と共蓋の2種類で、透明蓋はスーパーのお弁当・お惣菜などでよく見る一般的なタイプです。透明なので中身がしっかり見え、陳列して販売する際にむいています。
共蓋は本体と同じ材質で、無透明になっているものが主に呼ばれています。うな重や仕出しのお弁当などに使われるケースが一般的です。この他に嵌合と言われる蓋が外れにくく、液漏れなどがしにくいタイプもあります。嵌合はねじ式・内外嵌合・内嵌合に外嵌合など種類が細かく分けられています。
ねじ式は容器のねじ式の溝に、回転させながらはめこむタイプです。しっかりとはめることができるので、液漏れの予防に最も適した種類と言われています。ねじ式は回転させながらはめこむという仕組みになっているので、容器は円形のものしかありません。液漏れだけでなく匂い漏れもしにくい業務用食品容器なので、キムチなど匂いが強い食品を入れるのにも向いています。
内外嵌は容器本体の内側と外側、両方はまるタイプの蓋です。ねじ式同様に密閉性が高いので、液漏れしにくいのが特徴的な業務用食品容器となっています。汁ものを入れるのに最適です。内嵌合はカレーやシチューなどのテイクアウトに多く利用されています。
外嵌合は容器本体の外側にパチッとはまるタイプで、ごく一般的なお弁当やお惣菜に使われています。